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空きっ腹にたましい

ほくたん はつたにむい

竜の話

きみのあおあざに触れたくてどうしようもなくなることがあった。きみは自転車に乗るのがへたくそなひとで(きみが言うには)、いつもその白い脚は緑や紫のあざだらけだった。足の甲から始まってくるぶし、脛はもちろん、どんな乗り方をしているのか腿の内側ま…

たたかう話

あなたにはたどり着けない ただじっと愛するという攻撃もある (大森琴世)「京大短歌20号」 とってもやばい歌だ。愛??? 世の中、たどり着けないものばかりだ。当たり前だ。頭のよさや要領、自分の見た目、いろんなものにいやになって、でもなんとか自分…

はしゃぐ話

海にくれば海での作法に従って つまりははしゃぐ はしゃぐんだよ こらっ (宇都宮敦)「ハロー・グッバイ・ハロー・ハロー」 生活がかわいい短歌、というととてもあほっぽいけれど、わたしはそういう短歌が好きだ。宇都宮敦さんの短歌を最近知って、きゅんとし…