空きっ腹にたましい

初谷むいのたのしいブログ

ねむるあなたの短歌特集

こんにちは。初谷むい(短歌が好きな北海道の大学生)です。9月になって、秋がきてうれしいけど、北海道は夏の間もわりとずーっとすずしくって、なんだかものたりないな、とも思っています。 台風の夜で眠れない。から文章を書き始める。そもそも、秋ってな…

こわい短歌特集

夏休みのあなたも、そうでないあなたも、こんにちは。初谷むい(短歌をやっている北海道の大学生)です。この記事では、『こわい短歌特集』ということで、短歌の魅力を『怖い』という観点から味わっていきたいと思います。 わたしはかなり怖い話が好きで、(…

ナイス害「フラッシュバックに勝つる」の話

ナイス害さんの私家版の歌集、「フラッシュバックに勝つる」を読みました。ナイス害さんは「なんたる星」メンバーでおなじみの歌人であり、飄々としていてどこか掴めないような印象のある彼が、どこまでも真剣に戦っているのがこの、「フラッシュバックに勝…

理屈にならない春のこと

春になって、学校の都合で海辺の町に引越しをすることになった。新しい家ですべての荷物をほどき終えて、いざ生活を始めてみると、はじめての一人暮らしはなんだかままごとのようでとても楽しい。すこしずつ野菜や肉を買ってきて、小さい冷蔵庫に入れて、と…

きのこの刺繍

さだめがきのこの刺繍しか食べられない女の子だって知ってからも、僕はさだめのことが好きだった。さだめは大学二年の春に今まで好きだった牡蠣のアヒージョも肉巻きアスパラもスイカもナタデココも塩パンもぶどうゼリーも全部食べられなくなって、代わりに…

最後の発明その発光・わたしはかなしかった

メリークリスマス、という言葉を二十四日に使うべきか二十五日に使うべきかわからないままに二十歳になってしまったわたしはそんな簡単なことも人に聞けないようなかわいい女の子でしかも処女で、二十四日の浮かれた夜を結局「メリークリスマス♡」と誰にも言…